プリズマイリア 雪下の誓い を見終えて ※ネタバレあり
8/26、プリズマイリア 雪下の誓いの公開初日ということで、さっそく見に行きました!
一作目に続く過去の物語ということですが少し今までとは少し作風が違う感じですね。
スピンオフ作品でありながら、本編Fateっぽいなという印象です。
ということで、今回は映画をみえた感想を作家としての側面を交えながら考察したいと思います。
※多少のネタバレが絡むので見たくない人はブラウザバックをお願いします。
見終えた感想としては、過去の物語を描くのは難しいなぁと改めて思いました。
理由としては、やはり結論が出ているということ。
これは作品を作るうえでよく言われることですが、物語は現在から未来へと続く事柄を描くものであるからです。
次の展開がわからないからハラハラドキドキしながら視聴するという作品ですが、
過去を描いた物語ではそれが難しいということです。
わかりやすく言うとすると、銃を突きつけられた主人公が生き残れるのか?
というシーンがあったとしたら、過去の話の展開だったら今生きているのだから死ぬわけない。という物語の構図ができてしまいます。
そこに生き残ったということのカタルシスを感じにくいということですね。
ある種安心してみていられるということですが、事、作品としてはやはり難しい。
そんな制限がある中で、どう楽しめる作品を作るのかというのが作家としての腕を試されるのかもしれませんね。
自分でも作中の途中でネタバレ的な要素を込めて過去の話を作りますが、全編通して過去の物語を描くというのはやったことがないので、作るときになったらいろいろ考えないといけないな。
ということで次は作品自体の考察。
冒頭で語りましたが、この作品は本編Fateぽいなっというのが素直な印象です。
良くも悪くもプリズマイリアという作品自体、多少Fate要素を含む者の基本的には、
まったく軸の違う作品として描かれていたものでしたが、
改めて、軸続きになっているのだなと思っていしまいました。
理由としてはやはり主人公が衛宮志郎だからなのかもしれません。
Fate本編にあるアーチャーに関するエピソードをある種回収するために作られた作品なのではないかなぁというのが感想です。※ネタバレになるので大きくは触れません。
ひょっとしたら、今まで回収しきれなかったものをプリズマイリアという作品を通して、回収するために作られた作品だったのかな? て思ってます。
同時に、ああ、やっぱりFateシリーズはつながっているのだなと思ってしまいました。
個人的にはFateぽくないということで見えていた作品でしたので、
改めて本編を見てみようかと思えてしまう。そんな作品ということで商売的には成り立っているのですね^^
ということで感想以上!